新宿区には、古代から近現代におよぶ、まちの歴史に育まれた多彩な文化財や史跡のほか、個性的な博物館・美術館・記念館などがあります。
また、地元に愛され、受け継がれてきた逸品や職人たちなど、その魅力は多岐にわたります。
このような新宿の見どころを13の散策コースとしてご紹介いたします。
凡例:
…国文化財 …東京都文化財 …新宿区文化財※各地点間の距離や移動時間は、おおよその数字です。ご参照下さい。
※寺社の見学については、他の参拝者に配慮し、静かに見学して下さい。また境内での飲食はご遠慮下さい。
※団体での見学については、事前に各施設・寺社に連絡して下さい。また、各施設や寺社の行事等にはご配慮下さい。
※散策の際のトイレは、博物館・美術館等を除き、区の施設や公園、公衆便所をご利用下さい。
◎お願い
まち歩きの際には、引き続き小まめな手指消毒や手洗いなど、感染予防のための取り組みにご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
かつての柏木・角筈の地を散策するコース。鎧神社・成子天神社・熊野神社など由緒ある神社が多く、平将門や中野長者、成子地蔵なと伝説・伝承ゆかりの地でもある。淀橋浄水場の跡地が副都心計画により開発され、都庁を中心とした超高層ビル街となった。
高田馬場・早稲田・大久保エリア、新宿駅周辺エリア
(約5.2km、所要時間約3時間15分)
新宿区のほぼ中央。江戸から明治時代には“大久保のつつじ”で知られたところ、また、明治、大正の文人達が活躍したところ。箱根山は尾張徳川家の広壮な戸山荘内に造営された築山で山手線内の最高点。
高田馬場・早稲田・大久保エリア
(約5.7km、所要時間約4時間)
夏目漱石の誕生の地、終焉の地、漱石山房記念館と、文豪ゆかりの地を巡る。緑豊かな穴八幡宮の杜、山鹿素行、関孝和、松井須磨子などの眠る寺院、珍しい儒葬墓がのこる国史跡林氏墓地など、歴史的人物の史跡が多い。
高田馬場・早稲田・大久保エリア、神楽坂エリア
(約4.6km、所要時間約5時間30分)
江戸時代より名所として知られた神楽坂は、現在も多くの人が訪れ、賑わうまち。花柳界もあり、情緒あふれるまち並みがのこる。毘沙門天が有名な善国寺や牛込氏の居城跡でもある光照寺など名刹もある。江戸城最後の大普請でできた江戸城外堀は都市の貴重な水辺にもなっている。
神楽坂エリア
(約4.0km、所要時間約3時間15分)
市谷から四谷にかけて寺社を中心に散策するコース。戦災を免れた貴重な文化財がのこる寺社は見ごたえ十分。新宿歴史博物館では、常設展示で新宿区の歴史や文化について時代を追って学ぶことができる。
神楽坂エリア、四谷エリア
(約6.0km、所要時間約4時間)
四ツ谷駅から千駄ヶ谷駅まで、明治神宮外苑界隈を散策するコース。迎賓館赤坂離宮、明治神宮外苑は広々とした憩いの場、歴史的建造物も楽しめる。須賀町、若葉界隈は寺町で、歴史的人物の墓所や著名な伝説・伝承ゆかりの地がある。
四谷エリア
(約5.0km、所要時間約5時間20分)
徳川家康の家臣の内藤清成が、現在の新宿御苑周辺に江戸屋敷を拝領したところ。元禄11年(1698)には甲州街道の宿場町・内藤新宿が開設され、江戸四宿の一つとして賑わった。周辺には内藤新宿ゆかりの寺社や文化財がのこる。
新宿駅周辺エリア、四谷エリア
(約6.0km、所要時間約5時間40分)
福徳の神とされ、正月の松の内に巡拝することが多い七福神。新宿山ノ手七福神は、昭和初期に創設されたと伝えられている。新宿区内で完結する七福神めぐりで、ご朱印のほか、ご神体(ミニ尊像)と宝船も頒布している。
(約5.2km、所要時間約3時間30分)
新宿駅周辺には、地元に愛されてきた商品やこの地で受け継がれてきた商品だけでなく、新たに生まれた魅力的な商品も多く存在します。お土産にぴったりな商品や散歩途中に立ち寄れるレストランなど、思い思いに逸品を楽しみ、味わってみてください。
(約2.3㎞、所要時間約3時間)
新宿区ものづくりマイスター「技の名匠」の技術を見学や体験できる新宿ミニ博物館・地域文化財を巡るコースです。あわせて近隣の「しんじゅく逸品」もご紹介します。
(約5.7㎞、所要時間約5時間)