南元町遺跡3次調査

  • 南元町遺跡3次調査 調査区全景(南から)
  • 南元町遺跡3次調査 065号遺構石垣(北西から)
  • 南元町遺跡3次調査 070号遺構東側(北から)
  • 南元町遺跡3次調査 003号・004号建物跡(北西から)
  • 南元町遺跡3次調査 096号遺構調査風景

画像数:5枚

所在地 南元町23番地     
ふりがな みなみもとまちいせき3じちょうさ
種別 埋蔵文化財包蔵地
年代 近世
備考 ※記録保存:発掘調査報告『南元町遺跡Ⅲ』2015国際文化財㈱他
概要  南元町遺跡は、南元町南東側、港区の赤坂御所近くに位置する。
 平成25(2013)年12月から平成26(2014)年5月に発掘調査が行われた3次調査地点は、延宝年中(1673~81)には北西側の台地端の部分は永井伊予守屋敷地、これ以外の低地部分は、伊賀者給地元鮫河橋仲町、同表町の範囲にあたる。仲町、表町の間には、僅かな範囲ではあるが、道の両側に排水溝を備えた幅2間の道路が16回もの改修を経て4m近く嵩上げされた様子を捉えることができた。また、1次調査でも確認された大下水の東側延長部も検出されている。
 一帯は台地を深く削り込んだ鮫川の谷筋に位置し、架かる橋の名に因み江戸時代には鮫河橋と呼ばれ、町人が集住しており、発掘調査では少なくとも8棟の土蔵造りの建物跡が確認されている。