若葉三丁目遺跡1次調査

  • 若葉三丁目遺跡1次調査 1面調査区全景
  • 若葉三丁目遺跡1次調査 1面礎石建物と杭基礎建物
  • 若葉三丁目遺跡1次調査 1面芥溜(木枠1)
  • 若葉三丁目遺跡1次調査 樽群1c確認状況(北から)
  • 若葉三丁目遺跡1次調査 1面路地と排水溝

画像数:5枚

所在地 若葉3-2     
ふりがな わかばさんちょうめいせき1じちょうさ
種別 埋蔵文化財包蔵地
年代 近世
備考 ※記録保存:発掘調査報告『若葉三丁目遺跡』2008㈱四門他
概要  若葉三丁目遺跡は若葉二丁目、若葉三丁目の一帯に広がる江戸時代の武家屋敷、町屋の遺跡である。この付近は、江戸時代には鮫ヶ橋と呼ばれ、四谷から赤坂方面に抜ける道筋にあたり、町屋が開けていた。
 1次調査は、平成18(2006)年10月から12月にかけて行われ、鮫ヶ橋表町通りから延びる路地に沿って軒を連ねる長屋の様子を窺うことができた。谷地にあたるこの土地は地下水位が高く、下駄や桶等の木製品も良好な状態で出土している。また、徳利が多く出土し、陶磁器類の約5割を占める。徳利の胴部には、ガラス質の釉を削った釘書により、店名や店印が記される。中でも「カ」の文字は100本以上の徳利に見られる。