尾張徳川家下屋敷跡4次調査

  • 尾張徳川家下屋敷跡4次調査 第1号遺構(溝)完掘状況(南から)
  • 尾張徳川家下屋敷跡4次調査 第1号遺構(溝)検出状況(南から)
  • 尾張徳川家下屋敷跡4次調査 第1号遺構(溝)富士宝永テフラ検出状況(北から)

画像数:3枚

所在地 戸山3-16     
ふりがな おわりとくがわけしもやしきあと4 じちょうさ
種別 埋蔵文化財包蔵地
年代 弥生・古墳・近世
備考 ※記録保存:発掘調査報告『尾張徳川家下屋敷跡遺跡』2001新宿区教育委員会他
概要  尾張徳川家下屋敷(戸山屋敷)は、2代藩主光友が造営した広大な大名屋敷である。
 平成12(2000)年7月に行われた4次調査は戸山三丁目16に所在する。明治通りに面するこの場所は、尾張徳川家下屋敷の西側の境界にあたる。発掘調査では、ほぼ真北に向かって延びる溝が見つかった。幅2.2m、検出された長さは16m程であるが、絵図と照合すると600m前後は続いているものと考えられる。
 その位置は「山御屋敷御矢来之図」(名古屋市蓬左文庫)に記される「御堀」と符合している。同図には「やぶ」「御堀」「御土居」「矢来」などがあり、屋敷境の厳重な囲いの様子が見て取れる。