若松町遺跡3次調査

  • 若松町遺跡3次調査 2区調査区全景(南東から)
  • 若松町遺跡3次調査 3区調査区全景(南東から)
  • 若松町遺跡3次調査 調査風景
  • 若松町遺跡3次調査 2区西側旧石器時代遺物検出状況(北から)
  • 若松町遺跡3次調査 2区4号礫群・石器ブロック検出状況(東から)

画像数:5枚

所在地 若松町12番地     
ふりがな わかまつちょういせき3じちょうさ
種別 埋蔵文化財包蔵地
年代 旧石器・近世
備考 ※記録保存:発掘調査報告『若松町遺跡Ⅲ』2014共和開発㈱他
概要  都営大江戸線若松河田駅にほど近い若松町遺跡3次調査地点では、旧石器時代と江戸時代の遺跡が発見された。旧石器時代の遺跡は、約2万年前と推定される関東ローム層Ⅳ層より見つかっている。ナイフ形石器等の製品のほかに、石器を作るために原石を打ち割った際にできる剥片が多く出土し、この場所で石器が製作されたことが分かる。剥片の多くは黒曜石で、蛍光X線分析の結果、箱根町畑宿のものであることが判明した。今から約2万年前、80km以上離れた箱根から運ばれた黒曜石の原石は、新宿区若松町で鋭い槍先に生まれ変わった。