法光寺跡3次調査

  • 法光寺跡3次調査 墓域全景
  • 法光寺跡3次調査 墓列1・2・3完掘(西から)
  • 法光寺跡3次調査 300号遺構(建物跡)全景
  • 法光寺跡3次調査 東側墓域調査風景

画像数:4枚

所在地 四谷坂町6番地     
ふりがな ほうこうじあと3じちょうさ
種別 埋蔵文化財包蔵地
年代 近世
備考 ※記録保存:発掘調査報告『法光寺跡Ⅲ』2008岡三リビック㈱他
概要  法光寺跡は、四谷坂町6付近に江戸時代に所在した法光寺の遺跡である。
 平成18(2006)年11月から平成19(2007)年1月に行われた3次調査は、法光寺境内の主要部にあたる。発掘の結果、南側1/3には甕棺や早桶、方形木棺を用いた土葬墓や火葬骨を納めた蔵骨器等362基の埋葬施設を検出した。これらの墓は墓道に沿って東西に、かなり規則的に配置されていた。一方、北側では本堂と思われる東西15.8m、南北16.3mの建物跡が確認された。礎石には墓石が転用されており、最も新しいものは寛政12(1800)年で、おそらくこの本堂は19世紀前葉頃に再建されたものと考えられる。
 墓から出土する副葬品はそれほど多くないが、青銅製の蓬莱鏡、狂言の「空吹面」を模した木製の面等が出土している。