三栄町遺跡1次調査
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所在地 | 四谷三栄町12番地 |
ふりがな | さんえいちょういせき1じちょうさ |
種別 | 埋蔵文化財包蔵地 |
年代 | 縄文・近世 |
備考 | ※記録保存:発掘調査報告『三栄町遺跡』1988新宿区教育委員会 |
概要 | 三栄町遺跡は、四谷三栄町12一帯に広がる縄文時代、江戸時代を中心とする遺跡である。1次調査(四谷三栄町12)は、昭和60(1985)年11月から昭和61(1986)年8月にかけて実施された。この調査は、新宿区内における武家屋敷の本格的調査の最初である。 調査地点は、江戸時代には伊賀者屋敷、持組組屋敷とされていた。発掘調査では、長さ10~20m以上、幅7~10m、深さ3.6~4.7mの大型のごみ穴3基が検出された。18世紀後葉から19世紀中葉にかけての遺構で、各々がほぼ御家人屋敷1区画の大半を占める規模である。この大ごみ穴からは大量の陶磁器類が出土しており、それらは居住者の捨てたものとは到底考えられない数量である。また、これ以前の段階で、味噌等に用いる麹を培養するための麹室が存在していた。 |