落合遺跡14次調査

  • 落合遺跡14次調査 縄文時代全景(南西から)
  • 落合遺跡14次調査 4号遺構(住居跡)(北西から)
  • 落合遺跡14次調査 4号遺構埋甕炉(南西から)
  • 落合遺跡14次調査 弥生時代全景(南西から)

画像数:4枚

所在地 中落合4-31     
ふりがな おちあいいせき14じちょうさ
種別 埋蔵文化財包蔵地
年代 縄文・弥生・近世
備考 ※記録保存:発掘調査報告『落合遺跡Ⅴ』2010大成エンジニアリング㈱他
概要  落合遺跡は、妙正寺川左岸の台地上、現在の目白大学構内を中心とする旧石器時代、縄文時代、弥生時代、奈良時代の複合遺跡である。これまでの調査で、縄文時代中期と弥生時代後期から古墳時代前期には大規模な集落が営まれていたこと、7世紀後葉から8世紀には、土師器焼成坑が認められ、土器生産の場であったことが明らかとなっている。
 落合遺跡14次調査地点は、中落合四丁目31、目白学園構内の南東側に位置する。平成21(2009)年7月から8月にかけて実施された発掘調査では、縄文時代中期前半の竪穴住居跡1軒、弥生時代後期から古墳時代前期の竪穴住居跡3軒等が検出されている。この中で、縄文時代中期勝坂3式期に所属すると考えられる竪穴住居跡(4号遺構)からは、埋甕炉として用いられた所謂“加能里タイプ”の深鉢形土器が出土しており注目される。