落合遺跡13次調査

  • 落合遺跡13次調査 縄文時代調査区全景(北東から)
  • 落合遺跡13次調査 弥生時代~古代調査区全景(北東から)
  • 落合遺跡13次調査 30号住居跡全景(北から)
  • 落合遺跡13次調査 13号住居跡遺物出土状況(西から)
  • 落合遺跡13次調査 7号土師器焼成坑焼土層検出状況(西から)

画像数:5枚

所在地 中落合4-31     
ふりがな おちあいいせき13じちょうさ
種別 埋蔵文化財包蔵地
年代 縄文・弥生・奈良
備考 ※記録保存:発掘調査報告『落合遺跡Ⅳ』2004テイケイトレード㈱他
概要  落合遺跡は、妙正寺川左岸の台地上、現在の目白大学構内を中心とする旧石器時代、縄文時代、弥生時代、奈良時代の複合遺跡である。これまでの調査で、縄文時代中期と弥生時代後期から古墳時代前期には大規模な集落が営まれていたこと、7世紀後葉から8世紀には、土師器焼成坑が認められ、土器生産の場であったことが明らかとなっている。
 落合遺跡13次調査地点は、中落合四丁目31、目白学園構内のほぼ中央に位置する。平成15(2003)年6月から9月にかけて実施された発掘調査では、縄文時代中期の竪穴住居跡16軒、弥生時代後期から古墳時代前期の竪穴住居跡10軒、古墳時代後期から奈良時代にかけての竪穴住居跡6軒等が検出されている。この場所は、縄文時代には環状集落の中心部分に相当すると考えられ、多数の礫が集積された土坑やほぼ完全な形の土器が埋納された土坑等6基が確認されている。いずれも墓坑と考えられ、縄文時代中期の中葉から後葉にかけて、集落の中央が墓域であったことが確認できた。