鉄絵四ツ谷銘高田徳利
画像数:1枚
所在地 | 新宿区四谷三栄町12-16(新宿歴史博物館) |
ふりがな | てつえよつやめいたかたとっくり |
点数 | 1点 |
種別 | 埋蔵文化財 |
構造・寸法 | 器高21.0cm 口径14.0cm 底径7.7cm |
素材・仕上げ等 | 陶器 |
年代 | 江戸時代 |
所有者 | 新宿区 |
アクセス | JR、東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅から徒歩8分 都営新宿線「曙橋」駅から徒歩8分 |
備考 | 四谷二丁目遺跡1次調査出土 |
概要 | 平成12(2000)年2月から3月にかけて発掘調査を行った四谷二丁目1次調査で発見された51b号遺構から出土した。鉄絵により、ヤマに「小」と「四ツ谷」の文字が記された本品は、肩の張った形状と釉の拭き取り等から1780~1820年代の製作と考えられる。 高田徳利と呼ばれるこの陶器の灰釉瓶は、瀬戸・美濃で生産され大量に江戸に流入する。その用途は、酒、酢等を小売りするための容器で、酒屋から顧客に貸し出されたため“通い徳利”とも呼ばれる。その多くには、胴部に表面のガラス質の釉を削った釘書により酒屋の店名や店印が記される。本品のように鉄釉により文字が記されるものは、明治時代以降一般的となるが、江戸時代のものは大変珍しい。 |