土製丸〆招き猫

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画像数:6枚

所在地 新宿区四谷三栄町12-16(新宿歴史博物館)     
ふりがな どせいまるしめまねきねこ
点数 1点
種別 埋蔵文化財 
構造・寸法 高さ10.6cm 幅9.1cm 厚さ5.3cm
素材・仕上げ等 土器
年代 江戸時代
所有者 新宿区
アクセス JR、東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅から徒歩8分 都営新宿線「曙橋」駅から徒歩8分
備考 水野原遺跡1次調査出土
概要  平成11(1999)年12月から平成12(2000)年11月にかけて発掘調査を行った水野原遺跡1次調査で発見された。この招き猫が出土したC-001-528号遺構は、尾張藩川田久保屋敷と紀州藩附家老水野家下屋敷の境界に位置する長さ約13mの溝状遺構で19世紀中葉に大量の陶磁器類が廃棄されている。
 本品は、上げた右前足と右耳の一部を欠損するが、ほぼ原形を知ることができる。前後の型合わせにより成形された土人形で、江戸の今戸周辺で製作されたものである。背面の腰部にはマルに「〆」の印がある。
 このマルに「〆」の印がある招き猫は、歌川広重の錦絵「浄るり町繁華の図」〔嘉永5(1852)年〕に同様のものが描かれている。