瓦質土器蚊遣り豚
画像数:5枚
所在地 | 新宿区四谷三栄町12-16(新宿歴史博物館) |
ふりがな | がしつどきかやりぶた |
点数 | 1点 |
種別 | 埋蔵文化財 |
構造・寸法 | 高さ23.0cm 長さ34.8cm 幅- |
素材・仕上げ等 | 土器 |
年代 | 江戸時代 |
所有者 | 新宿区 |
アクセス | JR、東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅から徒歩8分 都営新宿線「曙橋」駅から徒歩8分 |
備考 | 内藤町遺跡1次調査出土 |
概要 | 平成元(1989)年6月から10月にかけて発掘調査を行った内藤町遺跡1次調査で発見されたC-124号遺構から出土した。 この蚊遣り豚は、瓶形の瓦質土器を横位に用い、上部を顔に、上側面に耳と尻尾、下側面に足を配している。現在のものに比べ、遥かに大きく、胴長となるのは、萱、杉・松の葉や皮、籾殻などを燻すためである。 夏場の江戸は、大量の蚊に悩ませられる。蚊帳は高価であるため、庶民は火鉢や七厘などで蚊燻したが、本品は、専用の蚊遣り器の一つである。幕末から明治初頭に隅田川沿岸で製作されたと考えられる。 |