勝坂式深鉢形土器
画像数:1枚
所在地 | 新宿区四谷三栄町12-16(新宿歴史博物館) |
ふりがな | かつさかしきふかばちがたどき |
点数 | 1点 |
種別 | 埋蔵文化財 |
構造・寸法 | 残存高33.7cm 口径33.0cm |
素材・仕上げ等 | 土器 |
年代 | 縄文時代中期 |
所有者 | 新宿区 |
アクセス | JR、東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅から徒歩8分 都営新宿線「曙橋」駅から徒歩8分 |
備考 | 落合遺跡14次調査出土 |
概要 | 平成21(2009)年7月から8月にかけて発掘調査を行った落合遺跡14次調査で検出され竪穴住居跡(4号遺構)で発見された。4号遺構は2軒の住居跡が重複したもので、胴が張る隅丸方形の4B号(4.75×4.20m)を隅丸長方形の4A号(5.40×4.70m)として拡張したと考えられる。 本品はこのうち、新しい4A号段階の炉に埋設されていた。但し、土器には被熱した痕跡は乏しい。その形態は、口縁の四方に突起が付され、大きく膨らむ上部には突起から末広がりに垂下する隆起帯と渦巻きや蕨手状のモチーフがヘラ描きされる。貼付の胴部は、急に絞り込まれ、対照的に無文である。胴部から底部は、炉体土器とするためか欠損するが、ボウル状に膨らむものと推定される。その文様、形態から、縄文時代中期中葉の勝坂式終末期に位置付けられる。 |