築土神社

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所在地 新宿区市谷船河原町9番地     
ふりがな つくどじんじゃ
アクセス JR、東京メトロ、都営地下鉄「飯田橋」駅から徒歩10分
祭神 平将門公
概要  天慶3年(940)に平将門の首を祀り、塚を築いたことから津久戸明神として創建されたという。その後、太田道灌により田安の地に遷され田安明神と呼ばれたが、元和2年(1616)江戸城の拡張により牛込の筑土八幡神社隣に遷座した。しかし、第二次世界大戦の空襲で焼失したため、昭和29年(1954)に現在の千代田区九段北1-14-21に遷座した。市谷船河原町の築土神社は同町が当社の氏子となっているため、社殿の千代田区遷座後に飛地社として建立された。
 社の前には「掘兼の井戸」がある。この井戸には悲しい伝説がある。昔、妻に先立たれた男がおり、子供と二人で暮らしていた。後妻を迎えることになったが、この後妻が子供をひどくいじめた。男も後妻の言に従い、しだいに子供をいじめるようになった。男は子供に井戸を掘るように命じた。子供は毎日井戸を掘ったが、子供の手ではなかなか掘り進めなかった。後妻はろくに食事も与えず井戸を掘らせ、子供はしだいに弱って死んでしまった。人々はいつしかこの井戸を「掘兼の井戸」と呼ぶようになった。