弘文学院跡

  • 弘文学院跡(現在は住友不動産飯田橋ビル3号館)

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所在地 新宿区西五軒町13番地 住友不動産飯田橋ビル3号館     
ふりがな こうぶんがくいんあと
種別 新宿区地域文化財(歴史分野)
年代 明治29年(1896)~42年(1909)
指定・登録年月日 令和2年3月17日
所有者 住友不動産株式会社
アクセス 東京メトロ東西線「神楽坂」駅から徒歩6分、有楽町線「江戸川橋」駅から徒歩5分
概要  弘文学院は、明治29年(1896)に柔道家・教育者の嘉納治五郎(1860~1938)によって創設された清国人留学生のための教育機関である。開校した当初は、神田区三崎町(現在の千代田区)に立地し「亦楽書院」と称したが、明治34年(1901)11月に牛込区牛込西五軒町34番地へ移転し、弘文学院と改称した。
 弘文学院は留学生が日本の高等学校や大学へ入学するための予備校として、留学生に三年間の日本語教育と普通教育を行った。閉校する明治42年(1909)までの通算13年間に、7000名余りの留学生を受け入れた。著名な出身者に作家の魯迅(1881~1936)、革命家・ジャーナリストの陳独秀(1879~1942)らがいる。