有隣園跡

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所在地 西新宿8-16 新宿グランドプラザ     
ふりがな ゆうりんえんあと
種別 新宿区地域文化財(都市・産業分野、歴史分野)
年代 明治44年(1911)~昭和20年(1945)
指定・登録年月日 平成29年3月15日
所有者 住友不動産株式会社
アクセス 東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅から徒歩4分
備考 新宿グランドプラザ敷地内に、一般財団法人生涯学習開発財団が設置した説明板がある。
概要  有隣園は、明治44年(1911)に創設された、当時としてはめずらしい総合福祉施設である。
 創設者の大森安仁子(アニー・バローズ・シェプリー、1856~1941、米ミネソタ州生まれ)は、夫大森兵蔵(1876~1913)と共に日本人の体位向上のための体育の啓蒙と指導、セツルメント(地域社会奉仕)創設による社会事業を目指し、これを実現するため有隣園を創設した。
 有隣園は、土地の婦人会の援助を得て経営し、授産所・幼稚園・図書館などを兼ねた。創設当初は子どもを対象とした遊び場・クラブが中心であったが、拡大に伴い勤労青少年のための徒弟夜学校、診療所などを開設し、関東大震災に際しては職業紹介所や託児所の設置、救助活動も行った。昭和20年(1945)5月の空襲で全焼し、再建はされなかった。