焼餅坂

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所在地 大久保通り市谷山伏町と市谷甲良町の間を東より西へくだる坂     
ふりがな やきもちざか
概要 ①昔 焼餅を売る店があったのでこの名がある。別名赤根坂

②『新撰東京名所図会』に「市谷山伏町と同甲良町との間より西の方、柳町に降る坂あり。焼餅坂といふ。即ち、岩戸町箪笥町より通ずる区市改正の大通りなり」とある。

③『続江戸砂子』には「やき餅坂、本名赤根坂、此所にやき餅をひさぐ店あり。普通焼餅坂と称するも、本名は赤根坂なるよし」とある。

④『御府内備考』甲良屋敷文政丁亥の書上に「坂、高凡四十間、幅四間程右坂の儀は町内北の方、往還にこれ有り、焼餅坂と相唱候へ共何故焼餅と申候哉、申伝等無御座候」とあり此坂に焼餅を売りしとは古き話なるべし、前記の如く、近年市区改正ありて、今や道幅広く、勾配緩やかなり。

⑤坂で焼餅を売る店があったのは享保の頃で、約100年後の文政年間(1818~1830)にはもう、その縁は絶ち消えていたようである。