相馬坂

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所在地 下落合二丁目「新宿区立おとめ山公園」の西脇を南へくだる坂     
ふりがな そうまざか
概要 ①坂名は、おとめ山公園が以前相馬氏の屋敷であったのでこの名がある。

②『豊多摩郡誌』には「相馬坂 字丸山にあり。新井薬師道より相馬邸に開窄したる新坂なり」とある。

③相馬家が御禁止山を譲り受けたのは明治末より大正元年で、御下より相馬邸へ新道が開鑿され坂道が誕生した。それが相馬坂である。相馬家は、平将門相馬小次郎の後裔で、慶長9年(1604)17代利胤の代に福島県中村郡中村領六万石の城主となった。明治に入り、御禁止山の北と東側の高台を近衛家が譲り受けたのに対して相馬家は、その西の高地と南側を譲り受けた。
 新井薬師道は、学習院下のJR線ガードを経て御禁止山の下より氷川神社に至り、更に薬王院前を通り下落合より上落合を経て野方の新井薬師に至るもの。