左内坂

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所在地 市谷田町一丁目2番地と3番地の間から市谷左内町に西へのぼる坂     
ふりがな さないざか
概要 ①『新撰東京名所図会』には「左内坂 市谷田町一丁目の濠端より左内町に上る坂あり、左内坂の名に呼ぶ。紫の一本にいふ、おなじく片町のうちなり、此所の名主島田左内といふ、坂の中に屋敷あり、此故に左内坂といふ。島田左内は、明治前まで、市谷田町、同船河原町、左内坂上寺町、牛込揚場町の名主にて、最も旧家なり。前四谷区長津田氏は其縁者なるよし」とある。

②『御府内備考』には「坂 登凡壱丁余幅三間。右は当町前通にて西北より東南の方へ下候坂にて、唱の儀は名主左内先祖開発仕候故、町名同様左内坂と相唱申候」とある。

③この辺りの名主は、代々島田左内であったことから、左内坂という名が付けられたのである。

④『紫の一本』に「此所の名主、代々島田左内と云い、即ち坂の中に屋敷あり、此故に左内坂とよぶ」とある。