闇坂(須賀町)

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所在地 須賀町永心寺と松厳寺の間を南へくだる坂     
ふりがな くらやみざか(すがちょう)
概要 ①寺院のそばで乞食が集まるから別名を乞食坂という。又茶の木があったので茶の木坂ともいう。

②『新撰東京名所図会』には「闇坂又は乞食坂ともいふ。鮫河橋尋常小学校の門前より登る坂なり。左は松巖寺、右は永心寺の境内にして樹木陰森たり」とある。

③須賀町戒行寺坂上の永心寺わきを南に下る坂をいう。別名、茶の木坂ともいう。樹木が生い繁って薄暗い坂であったため、くらやみ坂と名づけたのであろう。

④『御府内備考』の元鮫ケ橋北町の書上には「坂 高凡弐拾間巾五尺、右は当町より西之方陽光寺前より北之方南寺町え上り候坂にして、左右松巖寺永心寺境内の間にて樹木繁り、日当たりかね候故歟、闇坂と唱え申し候。尤も当寺御預地の内木戸之有り候」とある。

⑤闇坂は、松巖寺の俗称「茶の木寺」にちなんで「茶の木」坂ともよばれた。