安鎮坂
画像数：1枚
| 所在地 | 南元町と港区元赤坂二丁目の境を南へのぼる坂 |
| ふりがな | あんちんざか |
| 概要 | ①『御府内備考』に「坂 高さ凡そ一丁程、幅三・四間余り。右は安鎮坂と唱え候而、町内西の方に之有り、西御丸御小姓組大久保豊後守様御組、安藤佐兵衛殿御屋鋪内先年より安鎮と号し候社之れ有り候につき、里俗安鎮坂と唱え候。又権田原へ登り候坂ゆえ権田原坂とも唱え申し候」とある。 ②別名 権田原坂・権太原坂、権田坂、権太坂、信濃坂 ③青山権田原の書上には「享保の頃、当初権田原の辺なる安藤佐兵衛が、屋敷内より権大僧都何某暦応二年（1339）と刻せる碑を掘り出せし事あり、後其上に社を建て安鎮大権現と称しけるより権田坂を一名安鎮坂ともいえり」とある。 ④安鎮坂の道筋は、大正初期の頃まで、坂上から権田原を「かぎ状」に曲折迂回し、権田原稲荷通りを西方に向かう道路に続いていたが、安鎮坂の坂上より外苑東通りまで直線状に新道が開通され、新道は安鎮坂につながる長い坂道となった。 |