四谷見附橋

  • 四谷見附橋(千代田区側より)
  • 高欄の銘文
  • 橋灯
  • 四谷見附門の石垣

画像数:4枚

所在地 (東側)千代田区麹町六丁目 (西側)新宿区四谷一丁目     
ふりがな よつやみつけばし
構造・寸法 アーチ状方杖ラーメン橋
年代 (初代)大正2年(1913)
(二代)平成3年(1991) 
アクセス JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ッ谷」駅下車すぐ
概要  国道20号線(甲州街道、新宿通り)の橋梁で、江戸城外堀とJR中央・総武線等に架かる。橋の東側は千代田区、西側は新宿区となる。
 寛永16年(1639)に四谷見附門が構築され、甲州道中(甲州街道)の要衝となった。この橋が架かる前までの四谷見附は、内藤新宿方向からの甲州道中が外堀の手前、四谷大横町で左折し、現在の三栄通りを右折して土橋を渡って四谷見附門に入り、「コの字」型の桝形構造を経て半蔵門方面に向かっていた。
 明治時代になるとこの屈曲が交通の障害となったため、東京市は明治44年(1911)外堀と甲武鉄道(中央線の前身)に架橋して街道を直進させる工事に着手し、大正2年(1911)9月に完成した。これが、初代の四谷見附橋で、東宮御所(現在の迎賓館赤坂離宮)付近の景観と調和をはかるため、ネオ・バロック様式の高欄や橋灯などで装飾された。
 平成3年(1991)10月に東京都の街路整備計画により、二代目の橋に架け替えられたが、高欄や橋灯は可能な限り旧橋のものを再利用した。八王子市の長池公園には、初代四谷見附橋が長池見附橋と名を変えて移設・再建されており、四谷見附橋の創建時の姿を偲ぶことができる。

★ 新宿クイズ ★
答え:①ネオ・バロック
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