木造妙見菩薩立像及び宮殿
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所在地 | 新宿区西早稲田3-16-24 亮朝院 |
ふりがな | もくぞうみょうけんぼさつりゅうぞうおよびくうでん |
点数 | 1軀及び1棟 |
種別 | 新宿区登録有形文化財 歴史資料 |
構造・寸法 | 像 寄木造り 像高27.8cm 宮殿 正面一間 側面一間 入母屋造り |
素材・仕上げ等 | 木造 |
年代 | 江戸時代末頃 |
指定・登録年月日 | 平成27年2月6日 |
所有者 | 亮朝院 |
アクセス | 都電「面影橋」停留所から徒歩2分 |
備考 | 文化財保護の観点から通常は非公開 |
概要 | 亮朝院七面堂に安置される妙見菩薩立像と像を納める宮殿である。妙見菩薩像は木造・寄木造り、像高は27.8㎝で、北斗七星を配した光背は上半分が欠損している。妙見菩薩は北極星を神格化したもので、日蓮宗では法華経の守護神として信仰されている。宮殿は木造、正面一間、側面一間、入母屋造りで、軒の組物は赤・青・緑等の極彩色に塗られている。像は日本橋界隈から亮朝院に遷されたと伝えられており、宮殿の基壇に列記された61名の施主には日本橋周辺の人物が含まれる。制作時期や作者等を示す史料は確認できないが、像に伴うと考えられる扁額には嘉永5年(1852)の年紀があり、施主の中に安政年間の人物がいることから、江戸時代末頃に制作されたものと推定される。 妙見菩薩は江戸時代になると商売繁盛、家内安全、延命息災等の神として、庶民の間で広く信仰を集めた。像には一部欠損が見られるものの宮殿とともに保存状況は概ね良好である。近世末から近代にいたる江戸・東京の妙見信仰のあり様を示す文化財として貴重である。 |