早稲田大学大隈記念講堂

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  • 早稲田大学大隈記念講堂
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所在地 新宿区戸塚町1-104 早稲田大学戸塚キャンパス     
ふりがな わせだだいがくおおくまきねんこうどう
点数 1棟
種別 国指定重要文化財 建造物
構造・寸法 3階建(地下1階) 時計台付き
素材・仕上げ等 鉄骨鉄筋コンクリート造
年代 昭和2年(1927)
指定・登録年月日 平成11年 東京都選定歴史的建造物
平成19年12月4日 重要文化財
所有者 早稲田大学
アクセス 東京メトロ東西線「早稲田」駅から徒歩5分
備考 建物内部は非公開(公演入場者を除く)
概要  早稲田大学大隈記念講堂は、早稲田大学創立45周年に、創立者である大隈重信(1838~1922)に対する記念事業として建築され、昭和2年(1927)10月15日に竣工した。早稲田大学建築学科の教授・佐藤功一(1878~1941)と助教授・佐藤武夫(1899~1972)が設計し、同教授の内藤多仲(1886~1970)が構造を担当した。塔の高さは、大隈重信の「人生125歳説」にちなみ125尺(約38m)となっている。
 早稲田大学大隈記念講堂は、早稲田のシンボル的存在であり、ロマネスク様式を基調としてゴシック様式を加味し、外壁は腰回りに石材、軒蛇腹及び窓廻りに黄色のテラカッタ(タイル)を張り、清楚で明朗な感じを与えている。我が国近代の折衷主義建築の優れた建築物であり、早稲田大学建築学科で長く教鞭をとり、多くの建築家を育てた佐藤功一の代表作としても重要である。
 平成19年(2007)の大学の創立125周年の記念事業の一環として、外観はほぼ変えずに外壁と内部の改装工事が行われた。また、令和元年(2019)には耐震対策工事が実施され、天井の補強等を行った。