江戸の鳶木遣・江戸火消しの梯子乗り

  • 江戸の鳶木遣・江戸火消しの梯子乗り

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所在地 江戸消防記念会:新宿区四谷3-10 消防博物館内     
ふりがな えどのとびきやり・えどびけしのはしごのり
種別 東京都指定無形民俗文化財(民俗芸能)
指定・登録年月日 「江戸の鳶木遣」 昭和31年(1956)3月3日
「江戸火消しの梯子乗り」 平成18年(2006)3月16日
所有者 一般社団法人江戸消防記念会
概要  木遣りとは、激しい力仕事のための労働歌として生まれたといわれている。徳川幕府によって開府された江戸は新興地であったため、土木建築に従事する鳶職人が多く、仕事の歌としての労働歌(木遣り)が多く歌われていた。中でも江戸城の修改築などの際には、祝儀の意味を込めて鳶職人が歌っていた。
 木遣りは次第に洗練されて本来の労働歌というより祝儀の歌となり、上棟式をはじめ祭礼、儀式あるいは家庭での祝儀の席などで、町内の頭の音頭によって鳶職人たちが歌うようになった。これが「江戸鳶木遣」である。
 今日、江戸鳶木遣は、江戸消防記念会会員によって纏や梯子 乗りとともに受け継がれ、毎年1月6日の消防出初式を始め、神田明神や日枝神社の祭礼やおめでたい行事の席で祝儀の歌として歌われている。