策の井

  • 策の井(モニュメントと説明板)

画像数:1枚

所在地 新宿区西新宿1-6-17 新宿エルタワービル内     
ふりがな むちのい
種別 東京都指定旧跡
指定・登録年月日 昭和27年4月1日(史跡)
昭和30年3月28日(旧跡)
所有者 朝日生命保険相互株式会社
アクセス JR、小田急線、京王線、東京メトロ、都営地下鉄「新宿」駅から徒歩3分
概要  江戸時代に徳川家康(1543~1616)が鷹狩りの途中で立ち寄り、策を洗ったという伝説をもつ井泉。享保17年(1732)に刊行された『江戸砂子』の記載によると、元和年間(1615 ~24)に徳川家康が鷹狩りの途中この名井を知って立ち寄り、水を飲み、策を洗ったという。
 明治維新後一帯が開発され、明治16年(1883)に女子独立学校(後に精華高等女学校(精華学園)と改称)の校地となったが、井戸は中庭に残され、大変良質な水が湧き飲料水として利用したという。昭和48年(1973)には精華学園の移転により朝日生命保険の本社駐車場となり、井戸は残された。しかし、水は次第に枯れていったため、ポンプでくみ上げる方式に改良した。その後、昭和60年(1985)には、新宿エルタワービルを新築するため井戸は空気抜きを設けて蓋をし、地上はビルの車寄せとなった。現在はこれに代わり、約15m南に策の井のモニュメントと説明板が建てられている。
 なお、新宿区荒木町の「策の池」(新宿区地域文化財)も徳川家康が策を洗ったと伝えられる井泉である。ふたつの井泉に共通することとして、後に美濃高須藩松平摂津守家の屋敷となったことがあげられる。

★ 新宿クイズ ★
答え:①鷹狩り
https://bunkakanko-annai.city.shinjuku.lg.jp/course/shosai3/