自證院遺跡第20・79・89 ・91号墓出土品

  • 自證院遺跡第20・79・89 ・91号墓出土品

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所在地 新宿区四谷三栄町12-16 新宿歴史博物館     
ふりがな じしょういんいせきだい20・79・89 ・91ごうぼしゅつどひん
種別 東京都指定有形文化財(考古資料)
年代 江戸時代
指定・登録年月日 平成3年(1991)1月15日
所有者 新宿区
アクセス JR、東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅から徒歩8分 都営新宿線「曙橋」駅から徒歩8分
備考 ※自證院は、自証院と同じ。
概要  自證院遺跡は、昭和59~60(1984~85)年に新宿区立富久小学校(富久町7)の改築工事にともない発掘調査された近世寺院跡である。鎮護山自證院(富久町4-5)は現在も小学校の東隣に建っているが、江戸時代には、富久小学校も境内地の一部であった。しかし明治36~41(1903~1908)年頃に敷地を売却し、墓地は現在の中野区上高田に移転・改葬された。発掘調査では、100基近くの江戸時代の墓が発見され、副葬品等が出土したが、これらは改葬作業が行き届かず、残されたものであった。
 このうち指定された4基の墓は保存状況がよく、副葬品も豊富であった。20号墓は子どもの墓と考えられ、土製人形・ミニチュア製品・玩具等が収められていた。79号墓は成人女性の墓と考えられ、2枚の柄鏡や数多くの扇子・簪(かんざし)・櫛が出土した。89号墓からは柄鏡・硯・脇差が、91号墓からは蓬莱鏡や銭貨が出土した。