牛込氏墓

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所在地 新宿区弁天町9番地 宗参寺     
ふりがな うしごめしはか
種別 東京都指定史跡
指定・登録年月日 大正13年(1924)2月5日 標識
昭和27年(1952)4月1日 史跡
昭和30年(1955)3月28日 旧跡
昭和51年(1976)1月16日 種別・名称変更
所有者 宗参寺
アクセス 都営バス「牛込保健センター前」バス停から徒歩2分
概要  牛込氏は、中世より牛込地区に居住した豪族で、その城館は現在の光照寺(袋町15番地)がある一帯に築かれていた(新宿区登録史跡「牛込城跡」)。もとは、赤城山麓の上野国勢多郡大胡(現在の群馬県前橋市大胡町)あたりを領有していた大胡氏の出で、15世紀末にその一派が武蔵国に進出し北条氏に従った。「牛込家文書」(東京都指定有形文化財)によると、大永6年(1526)には牛込に定住していたことがわかる。天文24年(1555)北条氏康(1515~1571)により牛込姓への改姓を認められ、牛込から日比谷あたりまで領有した。天正18年(1590)の北条氏滅亡後は徳川氏に従い幕臣となった。
 宗参寺は天文12年(1543)に没した大胡重行(法名宗参)の墓所として、子の勝行が創建した寺院で、それ以来牛込氏の菩提寺となっている。