大久保の犬御用屋敷跡

  • 説明板が建つ新宿区若松地域センター

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所在地 新宿区若松町13番地  新宿区立余丁町小学校     
ふりがな おおくぼのいぬごようやしきあと
種別 新宿区指定史跡
年代 元禄8年(1695)~10年(1697)
指定・登録年月日 昭和61年(1986)6月6日
所有者 新宿区
アクセス 都営バス「余丁町」バス停から徒歩1分
備考 ※文化財説明板は余丁町小学校隣の新宿区若松地域センター前にあり。
概要  江戸時代に設置された大久保の犬御用屋敷(犬小屋・御囲・御犬囲)の跡である。五代将軍徳川綱吉(1646~1709)は、男子徳松の死後世嗣に恵まれず、これを前世の殺生によるものと信じ、貞享4年(1687)生類憐の令を発して生物の殺生を堅く禁じた。特に綱吉が戌年生まれであったため、犬を重視したという。これに伴い元禄8年(1695)飼い主のいない犬を収容するため四谷・大久保・中野に犬御用屋敷が設置された。
 大久保の犬御用屋敷は厳島神社(抜弁天)東方と余丁町小学校周辺にあった。面積は約2万5千坪と推定される。約10万匹の犬を収容したというが、次第に手狭になったため、元禄10年(1697)閉鎖された。