萩原社中里神楽

  • 「天之返矢」の一場面
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所在地 新宿区西落合4丁目     
ふりがな はぎわらしゃちゅうさとかぐら
種別 新宿区指定無形民俗文化財
指定・登録年月日 平成8年3月7日
所有者 里神楽萩原社中
備考 葛谷御霊神社例大祭、熊野神社例大祭などで例年奉納されるほか、隔年で開催される「新宿区民俗芸能の集い」や主催公演「はぎわら会」(不定期)等で上演される。
概要  里神楽は神社祭礼の際に神前に奉納し、また参詣客に公開するために演じられる芸能で、面と装束を付けた舞方が、囃子にあわせて舞踊する黙劇である。スト―リ―は記紀神話をもとにし、おかめ・ひょっとこを登場させるなど、娯楽性の高い内容となっている。
 萩原社中は、数少ない専業神楽師である萩原家とその門弟により構成されており、江戸中期に発展した神楽が相模地方に伝わったという相模流里神楽を伝えている。萩原家は初代門次氏が明治6(1873)年、神奈川県愛甲郡から上京し、西落合付近に居を定め、神楽師として活動を始めたと伝えられている。
 平成10年(1998)惜しくも他界した彦太郎氏は四代目にあたるが、現在は門弟を中心に新宿区内や周辺地域で神社祭礼、町や企業などの行事、全国の民俗芸能大会などに出演するなど活発な活動を展開し、完成度の高い芸を保持している。