七人役者図絵馬

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画像数:2枚

所在地 新宿区西新宿2-11-2 熊野神社     
ふりがな しちにんやくしゃずえま
点数 1枚
種別 新宿区指定有形文化財 絵画
構造・寸法 縦 136.0cm 横 180.0cm 厚さ 6.2cm
素材・仕上げ等 板地 彩色
年代 安永2年(1773)
指定・登録年月日 平成5年3月5日
所有者 熊野神社
アクセス 京王バス「十二社池の下」バス停から徒歩2分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅から徒歩4分、都営大江戸線「都庁前」駅から徒歩5分
概要 安永2年4月に、当時の若手歌舞伎役者吾妻富五郎と大谷谷次が、芸道上達と千客万来を祈願するため奉納した大絵馬で、熊野神社社殿内に掲げられている。
 絵柄は、桜の大木の下に7人の歌舞伎役者の扮装姿と十二支の動物が巧みに配置され描かれている。配置は、前列右から大谷谷次(鶏と龍)、大谷広次(猿と虎)、市村亀蔵(鼠)、大谷永介(犬と猪)、後列右から大谷仙次(羊と蛇)、吾妻富五郎(牛)、尾上民蔵(馬と兎)の7名で、画面右下には作者である一筆齋文調の名が記されている。文調(生没年不詳)は、明和~安永(1764~81)にかけて優れた役者絵を描いて活躍した浮世絵師で、この絵馬は文調が残した数少ない肉筆画として貴重である。なお、年紀と奉納者名は裏側に墨書されている。
 図中の役者は、当時歌舞伎界の大立者であった大谷広次や、のちに十二世市村羽左衛門を襲名する市村亀蔵など、市村座の関係者が中心。