駿馬塚の碑

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所在地 新宿区内藤町1番地 多武峯内藤神社     
ふりがな しゅんめづかのひ
点数 1基
種別 新宿区登録有形文化財 歴史資料
構造・寸法 総高 136.0cm 塔身高 111.0cm 塔身幅 66.0cm 塔身厚 15.0cm 台座高 25.0cm 台座幅 79.5cm 台座奥 34.0cm
素材・仕上げ等 石造
年代 文化13年(1816)
指定・登録年月日 平成5年3月5日
所有者 多武峯内藤神社
アクセス 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅から徒歩12分
概要  駿馬塚の碑は、内藤家の四谷屋敷拝領の伝承にかかわる石碑である。
 のちの信州高遠藩主内藤家の二代当主清成(1555~1608)は、徳川家康(1543~1616)の命により、所有している名馬に乗って代々木から四谷あたりをかけ巡り、褒美として四谷屋敷(現新宿御苑)を拝領した。しかし名馬は疾走直後に息絶えたため、その供養として伝承から200年あまりたった文化13年(1816)8月に、内藤家家臣中家休昌と木下正敷が、樫の古木の跡に塚を造り碑を建てたものである。
 その後、明治5年(1872)に現在地に移され、明治16年(1883)に多武峯内藤神社が遷されたため、現在は内藤神社境内の社殿右脇に建っているが、建碑当初にあったという塚はなく、また碑自体も明治以後に再建された可能性がある。
 なお、碑の裏面には内藤家祐筆山下利章の撰文による駿馬塚の由来が刻まれている。