太宗寺の奪衣婆像

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  • 奪衣婆像と閻魔像
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所在地 新宿区新宿2-9-2 太宗寺     
ふりがな たいそうじのだつえばぞう
点数 1軀
種別 新宿区指定有形民俗文化財
構造・寸法 総高 244.5cm 像高 237.5cm
像幅(裾張) 243.0cm 像奥 155.0cm 台座高 7.0cm 台座幅 262.8cm 台座奥 162.0cm
素材・仕上げ等 漆喰塗り(彩色、基礎はコンクリートと推定される) 玉眼
年代 昭和8年(1933)〔明治3年(1870)安置とも伝えられる〕
指定・登録年月日 昭和61年3月7日
所有者 太宗寺
アクセス 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅から徒歩2分
備考 通常は閻魔堂の扉越しに拝観できる。毎年1月16日頃と7月16日頃の藪入りの閻魔大王開帳の際には御開帳される。
概要  閻魔堂内、閻魔像の左手に安置されている。奪衣婆とは閻魔大王に仕える者で、三途の川の渡しにおり、亡者の衣類を剥ぐことからそう呼ばれる。
 胸をはだけ、左手は立て膝に添え、右手は亡者から剥いだ衣を握り、眼光鋭く見る者を威圧する。
眼はガラス製と思われるが、白眼の血走った様子まで描写されている。
 寺伝によると、明治3年(1870)に安置されたと伝えられるが、構造や材質からみて閻魔像の本体と同時期の昭和8年(1933)頃に製作されたものと推定される。あるいは、この時に造り直しに近い大規模な改修が行われた可能性もあろう。