太宗寺の観無量寿経曼荼羅
画像数:2枚
所在地 | 新宿区新宿2-9-2 太宗寺 |
ふりがな | たいそうじのかんむりょうじゅきょうまんだら |
点数 | 一幅 |
種別 | 新宿区指定有形文化財 絵画 |
構造・寸法 | 本紙寸法 縦 386.0cm 横 386.0cm 総寸法 縦 425.0cm 横 408.0cm |
素材・仕上げ等 | 紙本 着色 掛幅装 |
年代 | 不明(江戸時代前半か) |
指定・登録年月日 | 平成2年6月1日 |
所有者 | 太宗寺 |
アクセス | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅から徒歩2分 |
備考 | 通常非公開。毎年7月15・16日頃の閻魔大王開帳の時に、他の曼荼羅や十王図、涅槃図等とともに公開。 |
概要 | 絵柄は、中央の阿弥陀三尊を中心に、諸尊を配した西方極楽浄土の様子を描いたものである。画像の左右及び下部は細かく区画され、向かって右辺には、観無量寿経にもとづく阿弥陀如来の様々な思想が13景にわたり描かれ(定善義)、左辺には阿闍世王(インドの王)の父王幽閉と、これを悲しんだ皇后が阿弥陀如来に帰依するまでの話が9景にわたり描かれている(序分義)。また下辺は、中央に当麻曼荼羅に記された縁起(天平宝字7 年〈763〉に中将姫の発願により蓮糸を用いて織られた)をそのまま写し、左右には上品上生から下品下生までの9つの来迎往生(死に際して極楽より迎えの来る様子)が描かれている。なお、画像の外側には当麻曼荼羅の表装を模写した描表装が描かれており、その周囲には大正3年(1914)に改めて表装がされている。製作年代・作者は不明であるが、江戸時代前半には製作されていたものと推定される。 太宗寺には、無量寿経曼荼羅・阿弥陀経曼荼羅もあわせ、浄土三部経にもとづく三幅の曼荼羅が揃っている。 |