服部半蔵の槍

  • 服部半蔵の槍
  • 穂先
  • 銅製の筒金
  • 柄 空襲で火を受けた際、炭化している

画像数:4枚

所在地 新宿区若葉2-9 西念寺     
ふりがな はっとりはんぞうのやり
点数 1竿
種別 新宿区登録有形文化財 歴史資料
構造・寸法 全長 258.0cm 
身(刃) 長さ 100.0cm
素材・仕上げ等 鉄製 柄は木製
年代 戦国時代
指定・登録年月日 昭和63年3月4日
所有者 西念寺
アクセス JR、東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩8分 
ホームページ https://www.yotsuya-sainenji.or.jp/
備考 見学は要事前連絡
概要  身(刃)は両鎬造、現在は全体に錆びて赤銅色となり、地金はまったく見ることができない。穂先は安政の大地震(1855) の際に先端が折れ失われている。柄は木製で黒漆塗り、身の接合部には銅製の筒金がはめられ、そのほかの部分は全体に栴檀を巻き、漆で仕上げられ、銅金2本が付けられている。柄についても第二次世界大戦の空襲で避難する際に折れて約1mほどが失われたとされ、またその際に火をかぶったため、柄の半面が焼けて炭化している。
 この槍は、伊賀者の頭領である服部半蔵正成(1542~1597)が、元亀3年(1572)の三方ケ原の戦の戦功により徳川家康(1543~1616)より拝領したとの伝承があり、幕末に半蔵の子孫から西念寺に奉納された。西念寺は、半蔵が家康の長男松平信康(1559~1579、家康の命により自害)の菩提を弔うため創建した寺院である。