八大龍王図 谷文晁筆

  • 八大龍王図 谷文晁筆

画像数:1枚

所在地 新宿区榎町77番地 済松寺     
ふりがな はちだいりゅうおうず たにぶんちょうひつ
点数 1幅
種別 新宿区指定有形文化財 絵画
構造・寸法 画面寸法 縦 168.7cm 横 56.2cm
総寸法 縦 214.0cm 横 69.0cm
素材・仕上げ等 紙本 墨画淡彩 掛幅装
年代 文化4年(1807)
指定・登録年月日 平成16年9月3日
所有者 済松寺
アクセス 東京メトロ東西線「神楽坂」駅から徒歩7分
備考 文化財保護の観点から通常は非公開
概要  仏法の守護神であり、神力をもって雲雨を自在に操るとされる八大龍王を描いたもの。仏画にしては荒々しい筆致で描かれ、顔の表情も儀軌にとらわれない自由でユーモアすら感じさせるものとなっている。
 画面右下に「文化丁卯正月十三日以古図写之 文晁」の墨書と印文不明の朱文印一顆、「文晁」朱文長方印があり、文化4年(1807)正月に谷文晁(1763~1840)が描いたものであることが知られる。紙本墨画淡彩で、本紙の劣化が進んでおり、画面に多数の横折れ、擦れによる損傷がみられる。
 済松寺の雨乞いに用いられたとする伝承があり、紙の傷み具合から同寺で長く用いられたものであることがわかる。区内の民俗信仰資料としても貴重である。