筑土八幡神社の庚申塔
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所在地 | 新宿区筑土八幡町2-1 筑土八幡神社 |
ふりがな | つくどはちまんじんじゃのこうしんとう |
点数 | 1基 |
種別 | 新宿区指定有形民俗文化財 |
構造・寸法 | 総高 186.0cm 塔身高 160.0cm 塔身幅 54.0cm 塔身奥 33.0cm 台座高 26.0cm 台座幅 72.0cm 台座奥 68.0cm |
素材・仕上げ等 | 石造 |
年代 | 寛文4年(1664) |
指定・登録年月日 | 平成9年3月7日 |
所有者 | 筑土八幡神社 |
アクセス | JR、東京メトロ、都営地下鉄「飯田橋」駅から徒歩8分 |
概要 | 光背型(舟型)の庚申塔で、塔身最上部に日月を、中央部には向かって左隅に桃の木をあしらい、その前に一対の猿を配する。牡猿は立ち上がり、実の付いた桃の枝を手折っているのに対し、牝猿はうずくまり、桃の実一枝を手にしている。 塔身正面下部には、奉納者と思われる男女10名の戒名または俗名が、また塔身両側面下部には奉納年銘が年と月日を左右にわけて刻んであるほか、2名の女性の俗名が刻まれている。 一般に庚申塔では、三猿を表現したものが多いが、この塔は区内では唯一の二猿の庚申塔であるばかりでなく、桃を配している点がきわめて珍しく、古くから研究者により紹介されていた。桃は古くから邪気を払うとされ、また桃の葉をしぼった汁を服用すると庚申信仰の目的である三尸虫を除くとの俗説もあったという。 |